診療案内

一般整形外科

筋肉、靭帯、骨、関節の外傷や病気を治療します。
症状としては体の痛みやしびれ、筋肉のこり、こわばり、体の動かしにくさ、関節の変形や腫れが主です。
年のせいとあきらめる前に一度ご相談ください。
代表疾患としては外傷、交通事故、労災事故、リウマチ、骨粗鬆症、スポーツ障害、皮膚の病変、
変形性関節症、脊椎神経疾患、小児運動器疾患 等です。

必要があれば手術を施行しています。
特に膝の人工関節置換術やスポーツ外傷に伴う膝の靭帯損傷修復術を希望される場合は
長浜病院等の総合病院で手術致します。

リハビリテーション科

外傷、関節疾患、脊椎神経疾患による運動機能の障害に対して運動療法、物理療法を施行します。
ADL(日常生活動作)の向上、スポーツや社会復帰を目標に医師、看護師、理学療法士、
柔道整復師等によりリハビリテーションプログラムの作成と実行をします。様々な医療機器もご用意しています。
頭痛、肩痛、腰痛、関節痛などの緩和、手足のしびれ、動かしにくさの改善、スポーツ復帰や怪我の予防を目的とします。

リウマチ科

関節の炎症によって腫れと痛みを生じ、慢性的に進行していくリウマチ性疾患を診断、治療します。
早期診断のうえ生物学的製剤などの最新医療によって症状の進行を食い止め、
痛みや炎症がなくなった寛解状態を目指します。関節変形が進行してしまった方には手術治療やリハビリテーションを実施します。

当院における関節リウマチ診療の現状

2019年3月1日現在、当院通院中の関節リウマチ患者数は168名です。
メトトレキサート(リウマトレックス)使用者は93名(55.4%)で、その平均投与量は10.1mg/週です。
生物学的製剤・JAK阻害薬使用者は33名(19.6%)です。
関節リウマチは、臨床的寛解(最低でも低疾患活動性)を目指すことが重要です。
当院通院中の関節リウマチ患者さんの疾患活動性は、臨床的寛解56.9%、低疾患活動性34.6%、中疾患活動性5.9%、
高疾患活動性2.6%と、低疾患活動性以下は90%以上を占めており、コントロール良好な方が多いです。
関節リウマチは骨粗鬆症をきたす疾患の一つであり、骨粗鬆症合併にも留意する必要性があります。
当院の60歳以上の関節リウマチ患者さんにおける骨密度検査施行率は、93.3%と極めて高く、
骨粗鬆症などの種々の副作用を有するステロイドの使用に関しては、『できるだけ少量・できるだけ短期間の使用』を
信条にしており、抗リウマチ薬をしっかり使いこなすことで疾患活動性をコントロールし、
ステロイド使用者は12名(7.1%)と極めて少なく抑えられています。